第5回 医療事故調査・支援センター主催研修
更新日: 2025/04/10
目的
院内調査を実施した医療機関の経験を共有できる場を提供し制度の活用や周知を図る。
対象
医療機関の管理者及び医療安全に携わる方、支援団体関係者など
研修名
「医療事故調査制度」を活用した院内医療安全活動の実際
開催日
会場受講:2024年10月26日(土)
オンデマンド配信:2024年11月11日(月)~2025年2月25日(火)
受講者
- 看護師 979名
- 医師 363名
- 薬剤師 60名
- 事務職 50名
- 診療放射線技師 41名
- 理学療法士 35名
- 臨床検査技師 29名
- 助産師 18名
- 臨床工学技士 15名
- 作業療法士 11名
- 歯科医師 6名
- その他 17名
計 1,624名
カリキュラムおよび講師
シンポジウム 組織としての再発防止への取り組み
[講演1] 「医療事故の再発防止に向けた提言」に基づく当院でのプロジェクト活動
前村俊満(東邦大学医療センター大森病院 医療安全管理部 部長)
[講演2] 医療安全活動の進め方~医療安全情報・提言の活用の在り方~
新村美佐香(医療法人五星会 菊名記念病院 医療安全管理室 室長)
[講演3] 重症心身障害児者専門病院における医療事故2例への対応とその後の取り組みについて
門野 泉(愛知県医療療育総合センター 中央病院 リハビリテーション室長)
[講演4] 原因究明と再発防止~患者・家族とともに~
川田綾子(NPO法人「架け橋」副理事長)
[全体討論] 組織として再発防止にどう取り組むか 再発防止策の周知・徹底
登壇者
山口 徹 座長(日本医療安全調査機構 顧問)
前村俊満(東邦大学医療センター大森病院 医療安全管理部 部長)
新村美佐香(医療法人五星会 菊名記念病院 医療安全管理室 室長)
門野 泉(愛知県医療療育総合センター 中央病院 リハビリテーション 室長)
川田綾子(NPO法人「架け橋」副理事長)
森田典子(東邦大学医療センター大森病院 医療安全管理部)
古澤圭壱(東邦大学医療センター大森病院 医療安全管理部 師長補佐)
小野寺貴志(医療法人五星会 菊名記念病院 医療安全管理室 副室長)
佐藤佳子(愛知県医療療育総合センター 中央病院 看護部長)
豊田郁子(NPO法人「架け橋」理事長)
木村壯介(日本医療安全調査機構 常務理事)
宮田哲郎(日本医療安全調査機構 常務理事)
ご案内「第5回 医療事故調査・支援センター主催研修」[PDF]343KB
当日の様子

主な参加者の声
医師
- 当院での医療事故発生後の対応について、深く考える良い機会となりました。
- 提言書の活用に関して、極めて有用な意見を聞かせて頂けました。当院でも参考に活用したく思います。
- 医療安全への取り組みの重要性を再認識させられました。これからも活動を継続したいと思います。
- 小規模病院に勤務していますが、今日の発表でどのように取り組むべきか道筋が見えてきて助かりました。
看護師
- 組織に医療安全文化を根づかせていくことに苦慮しているところがあり、考え方など非常に参考になりました
- 毎年いずれかの医療事故調査制度関連の研修に参加していますが、今回の研修はより具体的でとてもわかりやすい講義が多く様々な視点で学ばせて頂きました。
- ご遺族の思いを知る機会となり、改めて医療安全の活動の必要性を認識しました。
- 現場での人員不足、重症患者の受け入れ数増加などで、医療の安全面を確保するうえでの限界を常に感じています。全体討論でも出たように、医療界全体の問題として、今後も考えて頂きたいと思います。
臨床検査技師
- 弱小病院で専従医療安全管理者となっておりますが、マンパワー不足から思うような安全活動が出来ていない現状があります。演者様の所属されている上位の医療機関に於いても同様の課題を抱えつつ、創意工夫され取り組んでおられる事に共感致しました。
薬剤師
- 提言書をもとに院内、特に医師に対して、提案しやすくなりました。研修内で、同様の意見の方がいて安心しました。