センター事業の報告・運営

プレスセミナー(11月11日実施報告)

(一社)日本医療安全調査機構は制度開始10年を迎え、「医療事故調査制度開始10年で見えてきたこと~患者と医療者が共に築く医療安全とは~」をテーマとした報道関係者向けプレスセミナーを11月11日に開催しました。
本セミナーでは、医療事故調査制度の施行から10年間の歩みを報告するとともに、医療機関における医療事故調査の取り組みや、医療事故を防ぐために患者の医療参加の重要性について説明しました。さらに、医療に関する一般意識調査の結果を踏まえ、患者とともに考えるべき医療の課題についてもお話ししました。多数の報道関係者が参加し、活発な質疑応答と意見交換が行われました。

プログラム

  • 開会のご挨拶 医療事故調査制度10年の軌跡   
  • より良い医療を提供するための医療安全と医療事故調査への取り組み 
  • 患者の医療参加を推進し、医療事故を防ぐために私たちができること 
  • 患者と共に考える医療の課題―患者と医療者のパートナーシップを考える―
  • トークセッション
  • 質疑応答

敬称略

医療事故調査制度10年の軌跡

(一社)日本医療安全調査機構 専務理事 田原 克志(司会/基調講演)

開会の挨拶に続き、制度10年の軌跡並びに医療事故調査・支援センターの業務概要等について説明をいたしました。

より良い医療を提供するための医療安全と医療事故調査への取り組み

千葉県がんセンター 病院長 加藤 厚

千葉県病院局の医療安全管理体制およびご所属先における医療安全向上のための取り組みについて、ご説明いただきました。

患者の医療参加を推進し、医療事故を防ぐために私たちができること

患者・家族と医療をつなぐNPO法人架け橋 豊田 郁子

医療対話推進者としての取り組みと、遺族の立場として医療事故調査制度および患者・家族の医療参画について感じていることなどお話いただきました。

患者と共に考える医療の課題
ー患者と医療者のパートナーシップを考えるー
アンケート結果の報告

(一社)日本医療安全調査機構 常務理事 宮田 哲郎

9月に当機構で実施した一般国民向けの「医療に対する意識調査」の結果を踏まえ、患者と医療者のパートナーシップの重要性についてお話ししました。

トークセッション
安全で信頼性の高い医療を患者と医療者が共に築いていくためには

座長:田原 克志
登壇:加藤 厚/豊田 郁子/ 宮田 哲郎

制度のこれまでの歩みと成果、現場での実践や遺族の視点を交えた議論を行い、今後の医療安全のあり方について鼎談形式で意見を交わしました。

開催概要:“医療事故調査制度開始10年で見えてきたこと~患者と医療者が共に築く医療安全とは~”

  • 日 時:2025年11月11日(火) 15:30~17:00
  • 会 場:AP新橋
  • 主 催:(一社)日本医療安全調査機構
  • 対象:報道関係者
  • 参加者数:22名(14媒体)